2013.12.22 - 24 "depositors meeting11"

art&river bankが毎年この時期主催しているポートフォリオイベント「depositors meeting11」にセレクターとして大友が参加します。
期間中、大友の他、ポートフォリオを提供したアーティストの数名が来場する予定もあります。今回の私のセレクションは以下に紹介するように地方の作家が多いので、彼女達を首都圏で紹介出来るとても貴重な機会になると思います。ぜひ会場に遊びに来てください。


"depositors meeting”とは、作品を介した自由な接点の構築を目的としたファイル閲覧のイヴェントです。ファイルの内容は、ファインアートだけでなく、デザイン、建築、詩、批評、ファッション、展示プラン、プロジェクトなど、ジャンルの制限はありません。先入観にとらわれずに、作品世界と向き合うことができるように、規定のファイルを使用することなど、最低限のチェックは行いますが、基本的にはアーティスト、学生、キューレータ、スペースなど、立場を問わず自由に参加することができます。ファイルは、個人単位で参加できるフリーエントリー・パートと、キューレータ、ギャラリスト、アーティスト,スペース等、さまざまな立場の人がリスペクトするアーティストや活動のファイルを集めるセレクタ・パートに分かれて展示されます。

2013.12.22 - 24
"depositors meeting 11" @ art & river bank
東京都大田区田園調布1-5-20 浅間ビル2F #206
最寄駅 東横線多摩川駅

http://www.art-and-river-bank.net/_site_jpn/event/main.html



今回、8名のアーティストからポートフォリオを預かりました。どのポートフォリオからも元気かつ鋭いまなざしが伝わってきます。

丸山純子
彼女とは今年春までの1年ほどを横浜でずっと二人三脚してきました。今年春にBankART Studio NYKで開催された「Under35」展での石けんと船のインスタレーションは、まだ記憶に新しいことと思います。

中村絵美
私と同郷の北海道道南出身。北海道という日本の他の地域と比べて特異な文化やアイデンティティを見つめて作品化を試みています。北海道には本州の人が考える以上に文化的ギャップがあると私も感じていて、その辺りの問題意識を共有しているアーティストです。

千田智子
岩手県出身、横浜在住。地元の蔵でグループ展を企画したのをはじめ、絵画技法から美術館のインターンなど幅広くアクティビティを重ねています。

KUNST ARZT
荒川 朋子/茨木 佐知子/前田 真喜/水野 悠衣/山原 晶子

昨年9月にオープンした京都の現代美術ギャラリー「KUNST ARZT」から5人のアーティストが参加します。
今回ポートフォリオのお話をいただいた時、自分と同世代の作家達の状況をふまえると、単に作品を基づくセレクションではなく、もっと広い目線でアーティストの仕事を紹介したいと思いました。そこで思い浮かんだのがアーティスト岡本光博さんの主宰するKUNST ARZTでした。
シニカルで批評眼に満ちた彼の作品/作家活動を以前から知っていたので、アーティストの視点にこだわりアーティスト・イニシアティブを標榜してスタートさせたという彼のギャラリーはとても気になっていました。相談したところ快く協力いただき、関係する作家たちに参加を呼びかけてくれました。
岡本さん、ありがとうございます。
http://www.kunstarzt.com
http://www.kunstarzt.com/introd/intro.htm


追伸)当日の在廊予定
今のところ、大友と作家3名が来る予定。
12/22 大友&前田、19時~千田
12/24 千田、大友(夕方)
丸山(調整中)